世界に5台しかない 水陸両用ブルドーザ-

世界に5台しかない 水陸両用ブルドーザ-

こんにちは。中古重機応援団です。

みなさん水陸両用ブルドーザ-をご存じでしょうか?

水陸両用ブルドーザ-は、世界にたったの5機しか存在しない貴重な重機です。

水陸両用ブルドーザ-(通称:スイブル)は、水の上でも陸の上でも使用が可能です。通常のブルドーザ-と同様に掘る、運搬するという作業ができる他、水中に潜ることができます。船では乗り上げてしまうような浅瀬でも活躍します。

水陸両用ブルドーザ-D155W-1型は、コマツ製作所が1993年に需要の低迷を理由に生産中止して以来、国内に5機残るのみです。現存の5機はすべて、青木あすなろ建設という会社が所有していて、今でも現役で活躍しています。

水陸両用ブルドーザ-は1968年、富山県の富山大橋の橋脚沈下に対する応急災害工事のために、当時の建設省の指導の下にコマツ製作所が開発したD125-18B型が最初のモデルです。

水陸両用ブルドーザ-は、川底の岩盤掘削や、ヘドロ等の堆積物除去を目的に開発されました。エンジンとラジエーターは水密シールで密閉し、その上部に1本の長いダクト(煙突)が伸びています。ダクトで吸気と排気を行う仕組みになっており、そこには無線アンテナもセットされています。

初期のモデルは水深3mまでしか潜れませんでしたが、D155W-1型は、水深7mまで可能です。足回りはクローラー式で通常のブルドーザ-と違うところは、スプロケットが水密シールで密閉されていることです。

ブレードには水中で土砂が流れてしまわないようにエプロンがついています。操作は無線で遠隔操作で行います。ダクトは橋の下も通れるように、折り曲げ式となっています。

2013年に、東日本大震災の被災地復興支援のために、コマツ製作所は、老朽化した1機の全パーツをオーバーホールして復活させました。大津波で倒壊した港や橋を補修するまでの工程は、絵本「のっぽのスイブル155」でも紹介されています。

norichan

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